PSS装着艇下架時の注意点

Q:今、船底整備で上架しているのですが、海に浮かべる時にPSSに対して何らかの対応が必要なのでしょうか。

A:PSSを装着した船は、上架するとシール内に空気が入ります。そのまま下架すると、海水がシール面まで届かず、海水による冷却・潤滑効果を妨げるので、下架した後は必ずシール内の空気を抜く必要があります。

両手でカーボンフランジを船尾側に押し、ステンレスローターとの間に隙間を作ると、空気が抜けてシール内に海水が入ります。この時船内に海水が漏れてくることがありますが、カーボンフランジから手を放して元の状態に戻すと、水はすぐに止まります。

ZEN24 レース仕様のリギンテンション

Q:因みに、アッパーとロワーのシュラウドの最大テンションは何ポンドでしょうか? また、フォアステイの最大テンションも教えて下さい。

 

A:ZEN24では特にリギンテンションの規定は設けておりません。通常はルー ズテンションにセッティングしています。レーサーはジブのサギングを防ぐため に、リギンすべてを強く張りますが、テンションをかけ続けるとFRPのハルや構造 に残存ひずみを与えることになります。

クロースホールドで風下側ガンネルが水に付くくらいヒールした状態の時に、風 下側シュラウドが少したるむ程度にして下さい。

またマストをベンドさせないように、シュラウドをバランス良く調整してください。ロアーシュラウドは、マストグルーブを下から見上げてマストがサイド ベンドしないよう左右のテンションを調整してください。

夜間の機帆走について

Q:夜間に機帆走する場合は、前照灯、船尾灯、両舷灯を点灯しますが、この場合ジ ブセールを使うと、ジブの展開側からは前照灯が見えない角度が出来てしまいま す。夜間の機帆走では、ジブセールは使わずに、メインセールだけを使うのが正 しいのでしょうか? また、マストトップに三色灯が無いヨットで、夜間帆走(エンジンは使わない) する場合は両舷灯と船尾灯を点灯しても良いでしょうか?

A:ヨットで夜間に機帆走するとき、マスト灯(前部灯)の取り付け場所 によっては、灯火がセールの陰に隠れて見えなくなる場合があります。日本小型 船舶検査機構に確認したところ、「規定の灯火が6度以上隠れてはならない。」 とのことです。従って灯火がジブで隠れる場所に取り付けられている場合は、ジ ブを使用することができません。 夜間帆走する場合の灯火については、一般的な長さ7メートル以 上のヨットが夜間帆走するときは、両舷灯と船尾灯を表示することになっています。

ティラー長さについて

Q:何度かセーリングしている中で、ティラーの長さが、タックなどの際に気に
なるのですが、これは例えば、金具から出ている角ばった部分の長さだけ切り落
とすと、どんな影響があるでしょうか?

A:ティラーはテコの原理でラダーを動かします。一般的には、ティラーの長
さが短くなると大きく舵を切った時や強いウェザーヘルムがかかった時などにテ
ィラーが重くなってしまいます。
ZEN24の場合はウェザーヘルムが少ないので、ティラー長さが少し短くなっ
ても大きな影響はないと考えられます。切るのは10cm以下をおすすめします。

ランニングリギンのキンク

Q:ランニングリギン、特にジェネカーハリヤードがかなりキンクしてしまうのですが、どんなシートにすると良いでしょうか?

A:ZEN24に使用しているロープ類は全てキンクしにくいものを使用しています。ジェネカーハリヤードのスナップシャックルには、キンクしにくいようにスイベルが付いています。
ハリーヤードをコイルする際はマスト側から時計回りにロープをコイルしてください。ロープの端からコイルしていくとロープに撚りがたまってキンクしてしまいます。

船外機のエンジンオイル交換

Q:船外機エンジンの点検ですが、そろそろオイル交換とギアオイル交換の時期とマニュアルにはありますが、どんな感じでこれまで皆さんはやっているでしょうか?

A:新車の自動車は慣らし運転の後オイル交換を行いますが、同様にマリンエンジンでも慣らし運転後オイル交換を行います。交換時期、交換方法は取扱説明書に明記してあります。ご自身で交換していただくことが可能ですが、 最初はマリーナに依頼して見学されるのも良いかもしれません。